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「敷金２ヶ月・礼金２ヶ月」。こんな文言が賃貸住宅の雑誌やホームページの家賃のそばにかならず書いてあると思います。敷金・礼金とはいったいどんな種類のお金なのでしょうか？ 敷金も礼金も契約時に支払い、ほとんどの場合が家賃を元にその金額が決められていると言う点で違いの無いように捉えがちですが、中身は異なる物です。 礼金が大家さんに支払うお金であるのに対し、敷金は地方によっては一部帰ってこないところもありますが、自分の元に戻ってくる預かり金です。


さて、敷金をとりまく環境も前述の通り変わってきていますが、今では敷金・礼金０という賃貸物件が登場し始めており、その数は少なくありません。 このような敷金・礼金０物件は従来では考えられなかった程初期費用を安く抑えることが出来ます。仲介手数料などはかかりますが、それでも１０万単位で費用が変わってきます。 敷金が０であるということは確かに大きな負担減ですが、退去時に度を越えた損耗に対する修理・修繕費用の請求があった場合には払う必要があるなどの点は注意が必要です。

引越しや家を借りるのにとにかく安くしたいと考えれば、単純にかなりの金額の差が出る敷金・礼金０の物件を絶対条件にするのは正しいでしょう。 しかし、敷金や礼金が０というだけでは確実にお得ということは言えません。他の初期費用も比較する必要がありますし、細かく見れば敷金のある物件も敷金の返還を見越してその費用を考えられるからです。 また、賃料自体の体系にも注意を払う必要があります。公に敷金・礼金をとらない代わりにその分を月額家賃に加算していると明示しているところもありますし、特に明記せずにそうしているところもあります。似た条件の物件をたくさん当たり、比較する必要があります。
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